公務員を目指すために会社を辞めようか悩んでいるという方は多いと思います。私も会社員を辞めて公務員を目指した経験があります。
そこでこの記事では、
イバジムさん
・会社を辞めて公務員を目指すのはあり?
・どんなリスクがあるの?
・どうしても会社を辞めて公務員を目指したいときは?
という疑問を解決したいと思います。
目次
結論:ありだがなれる可能性は低い
結論から言うと退職して公務員を目指すのはありですが、なれる可能性は低いと思っていた方がいいです。現実的に考えて公務員になれる人のほうが稀です。倍率は高いですし、一年に受けられる数も限られています。もし会社を辞めて公務員を目指すのであれば、それ相応の覚悟をした方がいいです。
私が公務員を目指した経緯
参考になるかわかりませんが、公務員を目指した経緯を書きたいと思います。
私が公務員を目指した経緯
①大学を卒業し、大手食品メーカー入社
②長時間の肉体労働で体が少しずつおかしくなる
③抑うつ、不眠になるもそのまま仕事を続ける
④病院に行くが体が限界を向かえ退職
⑤公務員を目指すことを決意
これが私が公務員を目指そうと思った経緯です。食品メーカーでの仕事があまりにもきつく、会社というものに絶望を感じたため公務員を目指したという感じです。同じような理由で公務員を目指す方はいるかはわかりませんが、私はこのような感じで公務員を目指すことを決意しました。
会社を辞めて公務員を目指す3つのリスク
実際に私が会社員を辞めて公務員を目指したときに感じたリスクを3つ紹介します。
①フリーターやニートを経験することになる
まず私を悩ませたのが世間の目です。会社を辞めて公務員を目指すということは、ニートやフリーターを経験することになります。会社を辞めたのはやむを得ない事情だったとは言え、学生のころ仲の良かった友人に会うのは少し気まずい思いをしました。
②お金がかかる
生活費だけでなく、公務員予備校の費用も払っていたので2年間でかなりのお金が無くなりました。アルバイトの給与以外に貯金も100万くらいは使ったはずです。私は会社員時代にこうなることを予想して収入のほとんどを貯金にまわしていたので、何とか生活が成り立ちましたが、会社を辞めて公務員を目指すにはお金もかかります。
③履歴書に空白期間ができる
ニートやフリータをしていた期間は履歴書上では空白期間になります。そのため面接の度に「この空白期間は何をしていたのですか」と聞かれうんざりすることになります。さらに公務員になることを諦めて、民間企業の面接を受ける際にも同じ質問をされ、「ではなぜ公務員になることを諦めたのですか」と質問されます。
会社員を辞める前に知っておいて欲しいこと
①公務員になれるのはほんの一握り
厳しいことを言うようですが、公務員になれるのはほんの一握りです。市役所では5名の採用枠に120人の応募があることはざらです。もちろんその5名に入れる人もいますが、落ちる人のほうが圧倒的に多いということを頭に入れておきましょう。
②同じ戦場には新卒もいる
試験を受ける人は既卒の人だけではなりません。新卒の人ももちろん受けます。一度会社を辞めてブランクのある既卒とまっさらなキャリアの新卒が同じ戦場にいるのが公務員試験です。あなたが採用する立場ならどちらの方を取りたいでしょうか。おそらく選考の点数が同じなら新卒が採用されるのは必然です。
③公務員を目指すには相応の理由がいる
一度会社を辞めてまで公務員を目指すということは、それ相応の理由がいります。もちろん本音は「前の会社がブラックだったから」、「あまりにも仕事が自分にあっておらず、体調を崩したから」などの理由が大半だと思います。しかし、それを実際の面接で言うわけにはいきません。面接官が聞きたいのは、「なぜ会社を辞めてまで公務員を目指したのか」という問いに対する明確な答えです。あなたの本当の気持ちを汲んではくれないのが現実です。
④受けられるチャンスが少ない
公務員試験は受けられるチャンスがとても少ないです。県庁、B日程、C日程と受けても3つしか受けられません。さらにB日程の二次試験とC日程の一次試験が被ってしまうなんてこともあります。そうしたら実際に受けることができるのは2つです。高倍率に加えて受けられるチャンスも少ないとなると公務員になれる人がいかに少ないかがわかると思います。
会社員をしながら受けるのがベスト!
今の職場がまだ我慢できるレベルなのであれば、会社員を続けながら公務員試験を受けるのがベストな選択です。私の場合は、体調を崩してしまい限界だったので退職して目指すことになりましたが、なんとかやっていけるのであれば会社を辞めずに目指すことをおすすめします。自ら大きなリスクを取る必要はないのです。
体が限界なら会社を辞めて目指すのもあり!
私と同じように体が限界に達しており、仕事を続けたままだと公務員を目指すことはできないという場合もあると思います。そのような方は会社を辞めて目指しても良いと思います。もちろん私と同じように公務員になれないかもしれませんが、会社を辞めたことへの後悔はないはずです。また、辞めたときに新たな選択肢が見える可能性もあります。まずは自分の身体を優先して考えましょう。
まとめ
会社を辞めて公務員を目指す3つのリスク
①フリーターやニートを経験することになる
②お金がかかる
③履歴書に空白期間ができる
会社員を辞める前に知っておいて欲しいこと
①公務員になれるのはほんの一握り
②同じ戦場には新卒もいる
③公務員を目指すのには相応の理由がいる
④受けられるチャンスが少ない
会社員をしながら目指すのがベスト!
体が限界なら会社を辞めて目指すのもあり!
イバジムさん
最終的に決めるのは自分だよ!後悔のない選択を!