【公務員・市役所】面接カード対策：例文から考える「市の魅力と課題」の書き方

「市の魅力と課題」は、あなたがどれほど市のことを理解しているかをアピールする項目になります。「市の良いところと悪いところ」、「市の改善点」なども同様です。

しかし、いざ書こうしても

イバジムさん

・書き方がわからない

・そもそもどうやって情報を集めたらの？

という方も多いと思います。

そこでこの記事では、例文をもとに「市の魅力と課題」の書き方を解説していきたいと思います。

具体的には、

まずは例文を見る
情報収集のやり方
書き方のポイント

の順に重要なポイントだけを紹介していきます。

まずは例文を見てみよう！
- 市の魅力の例文
- 市の課題の例文
情報収集をしよう！
市の魅力と課題を書くためのポイント
まとめ

まずは例文を見てみよう！

市の魅力の例文

私が考える○○市の魅力は、大きく分けて二つあります。(複数考えておく)

一つ目は、災害に強いことです。○○市は△△豪雨で水害を経験し、災害時により素早く確実に災害や避難を情報を伝えるため「○○市防災アプリ」を運用したり、防災行政無線による市民への連絡を行うなど防災に力を入れており、市民の方々も安心して暮らせると思います。(具体例)

二つ目は、広大な農地を生かした農業です。○○市は、米を中心にさまざまな作物が栽培されており、市場でも高い評価を受けています。また都市部にも近く、□□高速道路が開通したことで、今後さらに○○市で生産された作物の魅力を届けることができるのではないかと思います。( 具体例 )

イバジムさん

市の魅力は、近隣の市町村と比べ力を入れていることについて書くと良いでしょう。自分が受験する自治体だけでなく、他の自治体の施策についても調べてみましょう。

市の課題の例文

私が考える○○市の課題は、大きく分けて二つあります。(複数考えておく)

一つ目は、子育てをするための環境整備に関することです。若い世代がこのまちで子育てをしたいと思ってもらえるように、育児サポートなど子育てをしている人に対する制度の充実だけでなく、テクノロジーを活かした教育を導入するなど子供に対する制度の充実の両方が必要ではないかと考えています。(具体例)

二つ目は、高齢者が活躍するための環境整備です。少子高齢化に伴い、高齢者が増加することは避けられませんが、高齢者が活躍できるまちにすることはできると思います。そこで、高齢者の幅広い知識や経験を活かした地域活動を行うなど、高齢者であっても能力が最大限に発揮できる環境を作っていくことが今後の課題だと考えています。(具体例)

イバジムさん

市の課題は、あなたが職員になって改善したいことを思い浮かべて書くと良いでしょう。また、その課題を解決するにはどのようなことが必要かを書けるとまわりと差がつきます。

情報収集をしよう！

市の魅力や課題を書くために欠かせないのは情報収集です。住んでいるまちでしたら、知っていることも多いと思いますが、それでも情報収集する必要はあります。住んでいる以外の市も受験するのでしたら、かならず情報収集をしましょう。

①広報を見てみよう

まずは広報を確認してみることをおすすめします。広報は市のホームページからPDFでダウンロードすることができます。毎月発行されているので、どれを見れば良いかわからないかもしれませんが、最も情報量が多いのが4月号です。年度のはじめなので市政に関することや新たな政策について書いてあることが多いので、4月号だけでも確認してみましょう。

②市政運営概要を読もう

次に読むべきなのが、市政運営概要です。市のホームページに「市長の部屋」や「ようこそ市長室へ」というものがあると思います。そこに「市政運営の所信」、「施政方針」といったものがあるはずです。なければ「○○市　施政方針」のようにGoogleで検索しましょう。市政運営概要には市長がどのような市にしていきたいかが書いてあります。それを読めば市の現状と課題が見えてくるはずです。